初の海外旅行

生まれてはじめての海外旅行は16歳くらいの時。

江田島生徒の時の夏休暇に父といっしょにヨーロッパへ行った。

「安いパック旅行でヨーロッパ旅行に行かんか」

と誘われた。夏休暇の日数のほとんどを使っての旅行だったが、他に予定があったわけではないし、もとより父の計画に異を唱えることなど考えもしなかった。もちろん興味もあったし。

ところが出発直前になって「行きたくない!」という気持ちが湧きあがってきた。

不安な気持ちもあった。せっかくの夏休み、他のことができない…という惜しい気持ちもあった。なんだかわからないネガティブな気持ちで一杯になって「行くのやめる!!」という言葉がノド元まで上がってきた。

とはいえそんなことが父に通るわけがないのはわかりきっていたのでそれは言わなかった。

結局旅行には行ってきて、当初の不安はウソのように消えたので行ってよかったのだが(笑)。あの時の気持ちはなんだか不思議だった。

今でこそ海外旅行などバラエティ番組の芸人さんが世界の果てまで行くけれど、あの頃世界を股にかけているのは兼高かおるさんくらいだった時代である(ソレよりはちょっと後だったかな?)。セルフサービスで食事を取るのが初めてでどうやっていいか迷ったのが今ではウソのようである。

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